昨年覇者のジュース・ロビンソン(31)、デビッド・フィンレー(27)組が、IWGPタッグ王者のタイチ(40)、ザック・セイバーJr.(33)組に勝利し、4勝3敗で勝ち点8とした。

すでに4勝を挙げ余裕を見せる相手に、素早いコンビネーションで仕掛け、序盤の主導権を握った。

その後はフィンレーが左肩に集中攻撃を受け、終始肩を押さえながらの苦しい戦い。レフェリーが見ていないスキに仕掛けるタイチのチョークやセイバーJr.の豊富な関節技に苦しめられた。

最後は4人がリング上で大の字になる激闘となったが、フィンレーがタイチへ、ロビンソンがセイバーJr.への同時攻撃でまとめて沈めた。

チャンピオンからの価値ある1勝に、試合後はリング上で踊り出すなど喜びを爆発させた。マイクを取ったロビンソンは「去年俺たちは優勝した。今年もう1回!」と日本語を交えながら連覇宣言した。

前半5試合は2勝3敗とまさかの負け越し。それでも28日の神奈川大会での鷹木、SANADA組に続き、V候補を撃破。一気に優勝争いに食い込んできた。

残り2試合となったリーグ戦は5勝の矢野、石井組に続き、6チームが4勝で並ぶ大混戦。次戦(4日)はその首位組と対戦。ロビンソンは「次の相手もきついけど、俺たちはイチバンだ。自信を持っていこう」と強い絆を再確認した。

昨年は首位だったEVIL、SANADA組を最終戦で破り、3連覇を阻止。その後、今年の1月の東京ドーム大会ではIWGPタッグ王者に輝いた。

フィンレーは「武道館で優勝してトロフィーを掲げ、東京ドームでザックとタイチからベルトを取る」と2年連続で年末年始の主役を奪うつもりだ。

ロビンソンも「ネットにあふれてるアンチたちよ、俺たちが一番強いチームだって思い知らせてやる」と豪語する。連覇をついに視界に捉えた2人。有言実行で「アンチたち」を黙らせる。