地元凱旋(がいせん)勝利とはならなかった。川崎市出身の大原はじめ(37)が清宮海斗とのシングルマッチに敗れた。
大きな拍手で迎えられた大原は風車式バックブリーカーで流れをつかむと、ボディスラムからジャンピングエルボーなどで清宮を追い詰めた。3カウントを狙い、丸め込むも返され、そのままフェイスロックで捕らえられた。声援を受け、粘りを見せたが最後はギブアップ。「地元の人に協力してもらっていたのに悔しい」と肩を落とした。
川崎市のスポーツ審議委員を努めており、市民代表として市の職員たちと会議を行いながら、スポーツイベントの普及や発展のために尽力してきた。4回目の開催も成功させ「コロナの猛威が振るう中、試合ができたことにお礼を言いたい」と感謝した。
5月に所属していたユニット「フルスロットル」が分裂。小峠から声をかけてもらい、ノアジュニア正規軍に加入した。原田とGHCジュニアタッグのベルトも手にしたが、8月1日に吉岡、進組に奪われてしまった。激動の夏を勝利で締めくくることはできなかったが「この逆境をバネにはい上がってみせる」と前を向いた。
自身のキーワードである「ムイビエン(元気よく)」を用い「来年夏、川崎大会に向けて全力でムイビエンに動くことを約束する」と誓った。来年こそ成長した姿を見せ、第5回大会で主役を勝ち取る。【松熊洋介】

