“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、完全燃焼で現役を引退した。

自らラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦し、敗戦。その後は「もう一つやり残したことがある」と、解説席の「闘魂三銃士」の同期、蝶野正洋(59)を呼び込み、サプライズ引退マッチを実現させた。ド派手な2連敗で39年間の集大成を飾り、“武藤劇場”は完結。「俺は本当に幸せなプロレス生活だった」と充実感をにじませた。

    ◇    ◇    ◇

▽武藤の主な一問一答

-内藤について

プロレスビジネスが落ちたらあいつのせいだよ、そういうの観察しておきますよ。

-三銃士の技

慣れた技じゃないから決めるまでには至らなかった。ムーンサルトも跳ぶことができなくて、足の2本や1本をあげてもいいといったことはあるけど、やっぱりあげられなかった。うそつきだよ。ちゅうちょした。家族の顔や医者の怒ってる顔が出てきてちゅうちょしちゃった。

-蝶野に対戦を要求した

どうしてもやりたかった。デビュー戦にやった蝶野と締めくくりにしたかった。よくあいつあそこまで動けたよ。アドレナリン出てて、うれしかったです。期待に応えてくれて。

-プロレスはゴールのないマラソン

39年間、厳しかったこともある。ケガが絶えなかったし、今回もこの1カ月、肉離れには本当にまいった。幸いにも思った以上に動けて良かった。やっぱり誰しも抱えることだろうけど、ゴールできてよかったです。多くのレスラーがこういう風に引退試合できていない中で、本当に俺は幸せなプロレス生活です。

-今後の夢

普通のおじさんになりたい。人工関節の足を抱えてるし、まともに歩けない。そういうのもできないんだから、ゴルフ出来る体になりたいですよ。思ったより悲しくない。明日から何すればいい。トレーニングはするよ。トレーニングしないと骨があわなくなるからね。また復帰したら詐欺で捕まってしまう。

【関連記事】【ノア】武藤敬司、引退試合は内藤哲也に敗れる 最後は蝶野正洋とサプライズマッチ/ライブ詳細

【関連記事】ノア武藤敬司引退 デビューから38年、プロレスラー武藤敬司を振り返ります/写真特集2

【関連記事】ノア武藤敬司引退 84年デビューから38年 プロレスラー武藤敬司を振り返ります/写真特集1