総合格闘家の朝倉未来(30=トライフォース赤坂)が戦いの場に戻ってきた。
11日、RIZINランドマーク5大会(29日、東京・代々木第1体育館)の牛久絢太郎(28=K-Clann)戦に向けて、都内で練習を公開。総合格闘技は21年大みそか大会で、斎藤裕に勝利して以来1年4カ月ぶり。今回の大会では“因縁”の平本蓮(24=剛毅會)が斎藤と対戦する。平本の結果次第では、対戦を受け入れる考えも示した。
◇ ◇ ◇
朝倉は言った。
「格闘家の朝倉未来にまた期待してもらえるような試合、というのが自分の中のテーマ」
自信と確信の表情だった。対戦相手の牛久について「どこが強いのかあまり分からないですね。全体的にまあまあ強いんじゃないですか。腕の力が強いんじゃないかなと思っていて。でも、そこが弱点なんじゃないかなと思っていますね。警戒しているものはあまりないです」と言い放った。「過去6、7試合見ましたけど体力ないなと思いました。3回くらいからすごく急激に落ちますよね。あれだったら僕がKOしちゃいますよ」と続けた。
21年大みそか大会の斎藤戦で勝利して以来、自身1年4カ月ぶりに迎える総合格闘技の試合。牛久に勝てば歴代のフェザー級王者を倒すことになる。21年6月に敗れてから雪辱を見据えている現王者クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)戦、さらにRIZINでは取っていないタイトルも見えてくる。長きにわたった静寂の時。「格闘技欲が高まっている」と言った。
朝倉 期間が空いて今まで主催者側にもファンもそうですが、出ろと言われ続けても1回その意見は無視してみて、自分の人生を好きに生きていましたけれど、でもやっぱり格闘技が好きだってことを再認識しただけです。
YouTuber、事業家として世間を席巻してきた中で、ようやく格闘家・朝倉が帰ってくる。同大会では、2年ほど前からSNS上で“舌戦”を繰り広げてきた平本が、斎藤と対戦する。朝倉は「普通に斎藤選手が勝つと思っている。平本がもし勝ったら、すごい、天才だなと。そしたら(自分と)やることになるかもしれないですよね」。これまでは否定し続けてきた平本とのマッチアップの可能性を示唆した。結果で、期待に応える。【栗田尚樹】
◆朝倉、平本の“舌戦” 2年ほど前からSNSで繰り広げてきた。平本の挑発が過熱すると、朝倉はツイッターで「平本蓮訴えてみた やってみよう」「本気でやるよ、もう動いてる」と表明し、“訴訟騒動”にまで発展したこともあった。対して、3月3日の会見では平本が「格闘家でトラッシュトークで訴えるとか、くそビッチかよ、朝倉未来」と“リアル”の現場でまくし立てるなど、因縁が続いていた。

