ボクシングのアジアユース・ジュニア選手権代表選考会(19~21日、神奈川県立スポーツセンター)に板垣黎洸(れいら、新潟・五泉北中3年)が出場する。ジュニアの部男子UJフレッシュ63キロ級で代表を狙う。中学生対象の全国大会、3月の全日本UJフレッシュボクシング大会男子60キロ級で優勝した新潟県ボクシング界次代のホープ。得意のインファイトで自身、そして県中学生では初の国際大会出場を目指す。
端正な顔を一層引き締めて、板垣はミットにパワフルなパンチを打ち込む。所属する新潟・五泉ジムでは週4日の練習。代表選考会に向けて4月からは滝沢賢東会長(50)とマンツーマンの特訓も開始した。優勝すればアジアのリングに立つことになる。新潟県内で国際大会に出場した中学生選手は今までいない。「プレッシャーは少しあるけど、勝ってアジアで戦いたい」。そして「そこでも優勝できれば」と気を引き締める。
全国大会初出場だった3月の全日本UJフレッシュ大会で優勝し、代表選考会の出場権を手にした。準決勝は大差の判定、決勝は1回RSCと圧勝。「スタイルはインファイト」と言い切る。手本にするのは元世界ヘビー級王者マイク・タイソン。滝沢会長のすすめで動画を見てから参考にするようになった。
90年代の世界ボクシング界の中心にいた王者から学んだのは左右のフックとディフェンス。タイソンのようにガードを固め、頭を振りながら相手の懐に入っての連打を持ち味にする。滝沢会長は「基本を大切にしている。シャドーなど地味な練習をきっちりとやっている」。練習熱心さで戦い方を身に付けた。
友人の影響で小学3年でボクシングを始めた。小学2年から5年まで水泳をやっていたが、その後は部活に入らずボクシング1本。「将来はプロになってKOで連勝できるボクサーになりたい」。アジア切符獲得が夢実現への第1歩にもなる。【斎藤慎一郎】
◆板垣黎洸(いたがき・れいら)2008年(平20)5月13日生まれ、新潟・五泉市出身。巣本小3年からボクシングを始める。五泉北中1年時に東日本UJ北信越代表決定戦57キロ級で準優勝。好きなボクサーは元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)。161センチ、普段は63キロ。

