新潟プロレスの今年最初の開催「新潟市東区プラザホール大会」(20日、新潟市東区プラザホール)で、新人の齊藤陽輝(27)がデビューする。
第1試合で木高イサミ(42=BASARA)と対戦。新潟プロレスでは19年6月の鈴木敬喜(ひろゆき、28)以来のルーキーだ。22年1月に入門し、2年の修行を経て立つマット。積み重ねの成果を見せて第1歩を踏み出す。
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齊藤が目をつり上げ、大声を出した。デビューに備えたスパーリング。団体の重鎮、ビッグ・THE・良寛を相手に立ち向かう。デビュー戦対戦相手の木高はキャリア20年以上のベテラン。「強いし、自分もファン。でも、もちろん勝つつもり」。得意技はバックフリップと相撲タックル。入門時から10キロ増えた体重107キロの肉体を武器にする。
ビッグ・THE・良寛は「積み重ねてきたことを見せてほしい」、団体のエース鈴木も「かっこつけてはだめ。そのままを出すこと」と期待を寄せる。新潟市内の介護施設に勤務。午前7時15分から午後3時45分の早番で働き、午後6時から道場で練習する毎日だ。道場の休日も「入門前はやったことがなかった」という筋トレに取り組んできた。
22年1月に新潟プロレスの入門試験に合格。3人の合格者で最初のデビューになる。「やめたいと思ったことはなかった」。ゲームでプロレスを好きになり、地域密着を掲げる新潟プロレスを動画で見てひかれた。地元で家具製造の仕事をしていたが両親を説得して、新潟にやってきた。
中1から不登校だったという。高校卒業後は職を転々とした。ただプロレスへの思いは本物だった。「自分を変えられる機会。覚悟を決めた」。故郷の福井・勝山市出身には天龍源一郎(73)がいる。憧れのレジェンドを意識し「見ている人を元気にできるレスラーになりたい」。決意をデビューのマットで示す。【斎藤慎一郎】
◆齊藤陽輝(さいとう・はるき)1996年(平8)6月22日生まれ、福井県出身。成器西小5年から相撲に取り組む。福井南高卒業後、福井県内で介護、自動車製造、家具製造などの企業に勤務。21年1月に新潟に移住し、22年新潟プロレスに入門。好きなプロレスラーは石井智宏(新日本)。175センチ、107キロ。

