第3試合で「Road to チャンピオン・カーニバル・バトルロイヤル」(8人参加)が行われ、最後は“満場一致で最高の男”宮原健斗と、フリーで参戦中の“身長2メートル”綾部蓮のマッチアップになった。18分41秒、宮原がシャットダウン・スープレックス・ホールドで綾部を下して勝利した。

この試合はもともと「チャンピオン・カーニバル2024」にエントリーされている8選手による宮原健斗&大森北斗&黒潮TOKYOジャパン&綾部蓮VS青柳優馬&芦野祥太郎&本田竜輝&ハートリー・ジャクソンの8人タッグだったが、青柳が本田と組みたくないという理由でバトルロイヤル形式に変更された。

試合後、マイクを持った綾部は「負けてマイクを持つ資格なんてないかもしれないけど、今回だけは少し話させてください。今年に入ってフリーっていう立場になって、どんどん結果を残していかなきゃいけない立場なのにもかかわらず、それどころかどんどん、どんどん右肩下がり、負けてばかりで自分がふがいないですよ。ここ最近はいつも以上にプロレスに向き合って考えました。この現状を抜け出すにはどうしたらいいのか。今の自分に足りないものは何かずっと考えました。そこで1つ、答えが出ました。全日本プロレスに入団させてください!」と選手会長でもある宮原に直訴した。

宮原が「奇遇だな。俺もそれを言おうとしてたぞ。ファンのみんな! 全日本プロレスの綾部蓮としてやっていいか?」とファンに聞くと会場は大歓声につつまれた。

宮原は井上凌に自分の全日本プロレスジャージーを持ってくるように指示。ジャージーを手にすると「これは俺のジャージーだけどな。今日のところはこれを着とけや」と綾部に着させ「今日から全日本プロレス綾部蓮から目を離すな。そして全日本プロレスの綾部蓮をみんなで応援してやってくれ!」とファンに呼びかけた。