格闘技イベント「超RIZIN3」(7月28日、さいたまスーパーアリーナ)での対戦が決まったボクシング元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(45=フィリピン)と、RIZINフェザー級(MMA)&KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(キックボクシング)の二刀流王者・鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)が10日、都内での記者会見に出席した。

この試合はパッキャオの強い希望でエキシビションではなく、正式な試合として行われることになった。ルールはRIZINスタンディングバウト特別ルール(ボクシングルール)。プライドを持って戦いに臨む2人は、それゆえに会見中にそれぞれ不快感を示す場面があった。

最初にキレたのが鈴木。RIZIN榊原信行CEOへの記者からの質問の中で、かつてフロイド・メイウェザーと戦った朝倉未来が、メイウェザーの強烈なパンチによって頭部にダメージを受けたことが話題に上がった。記者の意図は、そうなった場合の運営側の対応や医療体制について同CEOに聞くことだったが、鈴木は「バラさん、オレ負けないんで。そういう心配いらないっす」と榊原CEOの言葉をさえぎって話した。

鈴木は続けてメディアに向かって「負ける“てい”の質問はやめてください。なんでやる前から負けるだの、ダメージの話をするんですか。オレ、命かけて勝負するんですよ。やられたらどうするって、オレが勝てると思ってないじゃないですか。たぶんここ全員思ってないですよ。だからオレ、嫌いなんですよ。何でやる前から負けること考えるんすか。オレ、勝つって言ってるんだから、そういう話しないでください」と一気にしゃべると、マイクをテーブルにたたきつけた。

一方、パッキャオも軽くだが、言葉に不快感をにじませる場面があった。記者から「メイウェザーはRIZINで2回戦っているが、見たことがあれば感想を教えてください」という質問を受けた際。「フロイドは対戦相手を選ぶので私とは違う。私は対戦相手を選ばないし、戦いたいという相手なら誰の挑戦でも受ける。フロイドと一緒にするのはちょっと違う」ときっぱりと言い切った。