プロボクシングWBC世界バンタム級王者中谷潤人(26=M・T)が26日、羽田着に航空便で米国合宿から帰国した。
10月14日、東京・有明アリーナで同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(30=タイ)との2度目防衛戦に備えて8月22日に渡米。約1カ月間、スパーリング中心のメニューに取り組んできたという。計160ラウンドのスパーリングを消化。4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)の練習パートナーを務めた経験を持つ米ホープのジャフェスリー・ラミド(24=米国)と約40ラウンド、アマチュアのインターナショナル王者ら多くのタイプと拳を交えてきたという。
中谷にとって約5年5カ月ぶりのサウスポーとの対決となる。「160ラウンドはほぼサウスポー。良い感じに慣れてきた。サウスポーに特化した中谷潤人をみせたい」と自信の表情を浮かべた。毎日のようにスパーリングを重ね、体重もリミット(53・5キロ)よりも4キロほど多い57キロ台まで落ちたという。中谷は「疲労的にはたまってきている。良い感じに疲労を乗り越えれば試合に向けて楽になる。順調に調整できている」と手応えを示した。
今回の興行は前日13日にWBA世界同級王者井上拓真(28=大橋)が同級2位堤聖也(28=角海老宝石)との3度目防衛戦が行われる。来年には両者による王座統一戦の機運も高まっている。中谷は「刺激を与えられるように、と思っている。今回の試合は今回の試合で集中している」と平常心を貫いた。
また中学卒業後に武者修行で渡米してから出会い、親友関係にあるWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(25=米国)とともに日本に到着。オラスクアガも同日同会場で同級1位ジョナサン・ゴンサレス(33=プエルトリコ)との初防衛戦を控える。日本でも練習、生活をともにしながら最終調整に入る。【藤中栄二】

