【ラスベガス(米ネバダ州)1日(日本時間2日)=藤中栄二】プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級1位ラモン・カルデナス(29=米国)が4日(日本時間5日)、当地のT-モバイルアリーナで4団体統一同級王者の井上尚弥(32=大橋)に挑戦する。1日にはMGMグランドで行われたグランドアライバルと呼ばれる到着イベント、そして公開練習に臨んだ。シャドーボクシング、ミット打ちを披露したカルデナスは「ここに来られてうれしい。ボクシングにとって歴史的な1週間だと分かっているので、この週末(興行)に参加できることを光栄に思う。ここに自分の名前が看板に載っているのを見るのは本当に幸せ」と感慨深げに口にした。

メキシコ系米国人ボクサーのため、シンコ・デ・マヨ(メキシコの国民の休日)に世界戦を行うことに気持ちを高ぶらせている。カルデナスは「今週末はレジェンドのボクサー、有名なボクサーたちが戦ってきたので、メキシコ代表として出場できることに大きな意味がある。全力を尽くす」と言葉に力を込めた。

また井上の圧倒的な強さを認めた上で「これは私にとって夢の実現だ。この夢を必ず成し遂げなければならない。この旅の途中で叔父を失った。トレーナーも失った。だから世界王者になるという夢をかなえることが目標」と強調。チャレンジャー魂を燃やしてリングに立つつもりで「失うものは何もなく、得るものばかり。プレッシャーはまったくない。自分はお金のためにここにいるのではない。伝説を残すためにいる。もし世界王者になったら、誰も自分からそれを奪うことはできない」と気合十分だった。