アマ3冠でWBA世界ライトフライ級8位の吉良大弥(21=志成)が、110ポンド(約49・89キロ)契約体重8回戦で同級13位ジャクソン・サパタ(ベネズエラ)と対戦し、判定3-0で完勝した。
2回に左フックを被弾し腰を落とす場面があったが、「周りから見たらこれが効いているように見えるんだな」と頭は冷静だった。徐々に自身のペースに持ち込むと、3回終盤には連打で効かせた。4回は相手がサウスポーにスイッチも、難なく対応。着実にポイントを重ねると、後半戦も攻め手を緩めず。7回にボディー攻撃を中心にまとめてダウンを奪うと、最終8回も2度目のダウンを取って圧倒した。
試合後は「悔しいですけど、一応ホッとしています」と胸をなで下ろした。これまでの2戦とも1回KO勝ち。長く戦うことを目標にしながらも、フィニッシュできず「自分が思っていたことが悪い意味でかなってしまったという形」「今日は悪いところが出たので0点」と猛省した。それでも「8回フルで経験したのはいいこと。こういう経験がないとこれからつまずくと思うので。遠い目標で見たらどんな経験もいいこと。次につなげられればと思っている」と意気込んだ。
初めて世界戦興行のアンダーカードに出場したプロ3戦目で、結果を残した。同興行のメインは前WBA世界スーパーフライ級王者井岡一翔(36=志成)が現王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)との仕切り直し再戦、セミでWBA世界スーパーフェザー級4位堤駿斗(25=志成)が同級15位ハイメ・アルボレダ(30=パナマ)との10回戦が組まれる。同じジムの「尊敬する先輩2人」の前で善戦。弾みを付ける勝利も「負けたら終わりの世界。そこはマストでしっかりと取れたので、取りあえず勝てて良かった」と慢心はなかった。

