ボクシングWBA世界ミニマム級2位松本流星(27=帝拳)が名門ジム最速の7戦目で世界挑戦する。9月14日、名古屋のIGアリーナで同級1位高田勇仁(ゆに、27=ライオンズ)との同級王座決定戦に臨む。30日に都内で記者会見に出席し、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32)がメイン、WBO世界バンタム級王者武居由樹(29=ともに大橋)がセミファイナルを務める注目のトリプル世界戦で、世界に存在をアピールする意気込みだ。

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4戦目で日本王座を獲得した松本が、7戦目で迎えた世界挑戦のチャンスだ。そのカードが組まれた舞台は井上尚弥、武居由樹も出場するトリプル世界戦。松本は「世界的にも注目されるビッグイベント。世界にアピールできるような、しっかりした最高のパフォーマンスをみせたい」と意気込んだ。

プロデビューから7戦目の世界挑戦は、世界王者輩出トップの帝拳ジムでは最速となる。じっくり育成する同ジムで期待の表れとなる。もちろん勝てば史上最速。松本は「特に(ジム最速は)意識していないが、チャンスが来たら1回で取らないといけない。アマも長くやってきて年齢的にも良い時期だと思っている。ここからビッグな舞台がくると思う。夢のステージに上がれるように」と気合を入れ直した。

世界ベルトを懸けて拳を交えるのは、松本と同じく最軽量級ながらKOできるパンチ力を持つ高田となる。プロで経験豊富な元日本王者に対し、松本は「王者時代から見ていて、気持ちの強い選手だなと思っている」と警戒。今回の王座決定戦はWBA世界同級正規王者オスカー・コラーゾ(28=プエルトリコ)がWBO王座を統一し、スーパー王者に昇格したことで、今回の決定戦が組まれた。

松本は「コラーゾがいる限り彼は無視できない。自分がコラーゾも無視できない存在になりたい。インパクトある勝ち方をしたい」と決意を新たにしていた。【藤中栄二】

○…松本と世界王座を争う高田は所属ジム初の世界王座獲得への意識を高めた。プロで16勝(6KO)8敗3分けと黒星が多いながらも到達したプロ28戦目での世界初挑戦。「自分がライオンズジム初の世界王者になること。絶対に取りにいきたいと思っている」と力強く宣言した。アマで77勝15敗と豊富なキャリアを持ち、プロ4戦目で日本王座を獲得している名門ジムの松本に対し、高田はたたき上げ。「見てもらいたいのは気持ちの強さ。たたき上げでも世界王者になれるところを証明したい。KOでも判定でも必ず勝ち取りたい」と気合十分だった。