第8試合でWBCムエタイ日本スーパーバンタム級(-122ポンド=約55.34キロ)王座決定戦3分5回が行われ、前KNOCK OUT-RED同級王者の壱(いっせい)・センチャイジム(28=センチャイムエタイジム)が判定3-0(48-46×3)で、NJKF同級王者の繁那(ばんな、21=R.S-GYM)に勝利。新王者となった。
ONEムエタイでも壱が2勝、繁那が1勝を挙げており、実力者同士の一戦。壱は3回に左ミドル→左フックのコンビネーションでダウンを奪うと、4回には至近距離で鋭い肘を振るい、バンナの左目付近をカットした。5回にはロープ際に追い込まれても足を払って繁那を転倒させる冷静さも見せ、判定で逃げ切った。
昨年12月&今年6月の森岡悠樹戦など、最近は倒し倒されの激闘が続いていた壱だが、この日の試合後は「今までの僕の試合を見ている方は『なんか行かないじゃん』と思う方も多かったかもしれないですけど、WBCムエタイっていうこともあって、ムエタイを5ラウンド堪能しようと思って。考えていた試合内容ではあったかなと思います」と落ち着いて振り返った。
壱は続けて「ONEチャンピオンシップだったり、KNOCK OUTで戦ってきてるのが体に染み付いちゃってるから無意識に体が前に出ちゃうんですよ。そうすると(センチャイ)会長から『ストップ、ダメ』って言われて一歩引くっていうのを5ラウンド、会長と駆け引きしてましたね」とジョークを飛ばした。
この日は愛娘が初めて観戦に訪れており「今日初めてベイビーが会場に来てくれて、力が入りましたね。かわいかったです、はい。多分、僕のことを認識してなかったっぽいですけど(笑い)、良かったです」と、ハンサムなパパは笑顔を見せた。
壱は今後、WBCの世界ベルトも視野にいれており、KNOCK OUT山口元気代表は、来年予定している壱の地元の沖縄大会で世界王座かインターナショナル王座に挑戦させたい意向を示した。

