快進撃を見せる東前頭筆頭の琴勇輝(24=佐渡ケ嶽)が、大関照ノ富士(24=伊勢ケ浜)も初めて倒した。

 呼吸が合わずに迎えた2度目の立ち合い。193センチと自身より17センチも大きい巨体をひるまず突き放し、押し込む。土俵際で振られかけたが、胸を合わせて前進し、珍しい「寄り切り」で勝ちきった。「土俵際はちょっと苦しかったけど、攻めきる気持ちが勝りました」と喜んだ。

 取組前には、前の一番で勝った兄弟子の大関琴奨菊から、初めて力水をつけてもらった。「初めてで特別な感じがあります。先輩が目の前で気合の相撲で勝って、その大関から力水をいただいた。ありがたい。グッと気持ちも引き締まりました」。

 気合のこもった相撲で照ノ富士を破り、これで1横綱2大関を撃破。横綱、大関との上位戦をすべて終えて、3勝3敗の好成績に「訳が分からない」と、素直な心境を口にしていた。