大関稀勢の里(30=田子ノ浦)は小結魁聖(29=友綱)を寄り倒して、9勝目を挙げた。頭を押さえつけて得意の左四つになるも、上手が1枚まわしで伸びきったこともあって、攻めあぐねた。それでも、最後は相手の下手を切ってから前に。連敗はしなかった。

 前日で優勝の可能性は絶望的となったが、かすかに希望が残る来場所への綱とり継続のためにも、切り替えた。13日目から横綱戦が始まるが「やることは変わらないですから」と、心を切らさずに挑む。