大横綱のDNAが、再び角界に流れ込む。新弟子ら14人による前相撲が始まり、元横綱大鵬(故人)の孫、納谷(17=大嶽)が初土俵を踏んだ。同じく新弟子の朝東(18=高砂)に勝ち白星デビュー。

 納谷の父で元関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏は「新弟子の身で多くのメディアに取り上げてもらい、ありがたいこと。相撲界が騒々しい中、若貴フィーバーの10分の1でも明るい話題になってくれればいい。強くならなくても記録に残らなくてもいい。大鵬さんの名前を汚さぬよう、お客さんが喜んでくれるような一生懸命な相撲を取ってほしい」と語った。