大相撲の横綱照ノ富士(31=伊勢ケ浜)が、かつての付け人で、現在は俳優としてTBS系の人気ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」に出演し、人気急上昇中の富栄ドラム(31)にエールを送った。27日、富山・氷見市で行われた夏巡業に参加した。この日が最終日の夏巡業は、7月の名古屋場所休場の要因となった腰痛もあり、取組こそ行わなかったが、土俵入りなどで全18カ所を皆勤。総括する中で、かつて富栄のしこ名で、最高位幕下だった付け人の活躍を聞き、笑顔を見せて喜んだ。
「VIVANT」が始まったのは、名古屋場所、夏巡業と続いた7月。「巡業とかあって(ドラマは)見られなかったけど、そんなに目立ってるの?」と、記者に逆取材した。堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、役所広司、二宮和也、松坂桃李といった“横綱級”ぞろいの出演者の中にあって、大相撲での最高位幕下にはとどまらない、存在感と活躍と聞くとニンマリ。「こうやって頑張ってくれると、相撲をやめたとしても別の道があると示してくれる。すごくいいこと」と、現役力士の刺激になると称賛した。
ただ、取材を受けている最中に思い出したようで「そういえば、あいつからLINE(ライン)が来てたな」と言い、スマートフォンをいじり始めた。「あった! えーっと…。『VIVANT』というドラマに出ます。長く映ります。ぜひ見てください…、だって。今、初めてちゃんと読んだ」と話し、豪快に笑い飛ばした。
さらに、照ノ富士の出身のモンゴルで長期ロケを行っていたと聞くと「へー」と、うれしそうな表情を見せた。1歳下の元付け人の活躍に、ご機嫌な様子で「オレ、こんなに長い時間、取材を受けるの久しぶりだよ」と、数十分にわたり、報道陣と談笑していた。

