大相撲夏場所で25場所ぶり2度目の優勝を果たした小結若隆景(31=荒汐)が千秋楽から一夜明けた25日、東京・両国国技館で会見に臨んだ。
優勝インタビューで「原動力は家族です」と語っていた若隆景。妻の沙菜さんは場所中、朝晩最低10品、肉・野菜・魚とバランスの取れた料理を作り続け、土俵に立つ夫を支え続けた。
そうした献身的な支えに加え、会見ではほほ笑ましいエピソードも飛び出した。「今場所5日目ぐらいに、妻が1匹まん丸のタイを買ってきて。それを持って『予行練習』と言われ、写真を撮らされました」と打ち明けた。
普段は土俵上でも表情を崩さないが、このときばかりは笑顔を見せ「スーパーに行ったら、たまたま大きいタイが売ってて。買わない訳にはいかないと思ったらしく」と、妻の行動をほほ笑みながら振り返った。
なぜそのタイミングでタイを購入したのかは「分からないです」と首をかしげた。結果として、場所中盤に行われた“予行練習”が、25場所ぶりの賜杯(しはい)奪還へとつながったのかもしれない。【山田遼太郎】

