元幕内の大翔丸(35=追手風)が名古屋場所千秋楽の26日、IGアリーナで引退会見を行った。

幕内を19場所務めたが、2022年名古屋場所で幕下に陥落後は、関取に戻れなかった。「幕下に落ちたころから少し悩んでいました。4年間たったんですけど、もうどんどん思うようは体も動かないし、自分の思ってる相撲が全く取れなくなったんで、もうやめようと決意しました」と決断の理由を明かした。

思い出の一番は、新入幕だった2016年春場所千秋楽の十両大砂嵐戦。7勝7敗で迎え、押し出しで勝って勝ち越しを決めた。「新入幕っていう特別な思いもあったんで、もう絶対、何が何でも勝とうと思って挑みました。応援してくれる人もいっぱいいたんで、すごい力になりました」と振り返った。

今後の活動や断髪式は未定。約12年間の現役生活を振り返り、「楽しいこともいっぱいあったし、普通の人じゃ経験できないことも、いっぱいさせてもらったんで、良かったと思います」と話していた。

会見に同席した師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は「相撲と一緒でコツコツとやってくれればいいなと思います」とエールを送った。

◆大翔丸翔伍(だいしょうまる・しょうご)本名・川畑翔伍。1991年(平3)7月10日生まれ、大阪市出身。小4の時に相撲を始め、明徳義塾中へ相撲留学。金沢学院東高をへて、日大に進学した。幕下15枚目格付け出しで2014年春場所初土俵。15年夏場所新十両、16年春場所新入幕。最高位は東前頭5枚目。175センチ、160キロ。