今月27日に大阪・万博公園で卒業コンサートを予定するNMB48のキャプテン、山本彩(25)のNMB48劇場での最終公演が11月4日に決まった。17日、大阪城ホールで行われた8周年コンサートで発表された。

その前日、同3日には、卒業特別公演「ここにだって天使はいる」を行うことも決定。「ここ天」公演は、NMB48初のオリジナル公演で、山本がキャプテンとしてけん引してきたチームNが13年11月に初演した。

山本は「思い残して終わるのはいやだなと思っていたので、ここ天をやらせてもらいたいと言いました。残りの時間、精いっぱいやらせていただきます」と感謝の思いを口にした。

この日の公演では、10年10月の創設時からの映像をまじえて、楽曲をつなぎ、その合間には企画コーナーも。8年前、AKB48の「東京秋祭り」でお披露目された際、山本が1期生26人を代表して自己紹介する映像も流され、その直後、山本が、吉田朱里(22)白間美瑠(21)川上礼奈(23)の今も残る同期とともに登場。「1期生、4人です」とあいさつし、わかせた。

山本にとって、NMB48メンバーとしては、最後の大規模ホールコンサート。山本がキャプテンとして率いてきたチームNの初オリジナル公演「ここにだって天使はいる」表題楽曲や、アイドル風ソング「おNEWの上履き」にも挑戦。

この日が発売日だった19枚目シングル「僕だって泣いちゃうよ」も歌い、山本は「私にとって最後のシングルで、そして、ミュージックビデオにはNMB全員が出演していて、NMB48にとっても大事な曲です」と紹介した。

アンコールを経て、最後は、デビュー曲に収録され1期生全員が参加した絆と軌跡が詰め込まれた「三日月の背中」、グループ初のオリジナル曲「青春のラップタイム」で締めた。

また、この日、来年1月1日に「大組閣」を行うことも発表され、山本の卒業で残り3人になる1期生の吉田は、女子力動画で着実にファンを拡大しており、まっさきに反応。「NMBが一番変化しなきゃいけない時期。強くなって1月1日を迎えたい」と約束した。

これに、山本も「新年で、タイミングとしてはいいと思います…と、その頃にはいない私が言うんですけど…」。少し声を震わせながら「変化を恐れていては成長できないので、楽しみに見守っていきたい」と話していた。