カンヌ映画祭には「カンヌ映画祭チャンネル」という、公式映像を流すチャンネルがある。レッドカーペットや公式会見のもようを撮影し、それを会場内で流すほか、公式サイト(http://www.festival-cannes.fr/jp.html)でも配信している。フランスの民放局CANAL+(カナル・プリュス)欧州最大級のフランスの通信事業社Orange(オランジュ)が共同制作している。

 その「カンヌ映画祭チャンネル」の映像、恐るべし!! と舌を巻いたのが、14日(日本時間15日)に行われた、コンペティション部門に出品された「海街diary」(是枝裕和監督、6月13日公開)公式上映前のレッドカーペットだ。4姉妹を演じた綾瀬はるか(30)長沢まさみ(27)夏帆(23)広瀬すず(16)を、徹底的に撮りまくっていた。

 中でも、これでもか!! とばかりに何度もクローズアップしていたのが、長沢の豊満な胸の谷間と、夏帆のうなじを中心とした首筋だ。接写か? と思うほど映像は何度もアップになり、文字通り、なめるように撮っていた。一方、最年少の広瀬は、ぱっちりとした目元を中心に、かわいらしさを強調するように、顔全体を繰り返しアップで撮っていた。バルーン型のドレスを着ていた綾瀬については、におい立つような美しさを感じたのか、全身をまんべんなく撮っていた。4人それぞれ、映すポイントをしっかり分けていると感じた。

 他の記者と「日本のメディアだったら、あそこまで撮らないですよね」と顔を見合わせて笑いつつも、感心もしていた。4人は何度か取材したことがあったが、カンヌ映画祭チャンネルの映像を見て、夏帆の首筋の美しさに、あらためて気付かされた思いだったからだ。ドレスから出た両肩から首にかけて、流れるようなラインと薄いピンク色の肌…本当に美しい。また長沢のグラマーな美しさは、弊紙含め日本のメディアもこれまで取り上げてきてはいるが、豊満な胸の谷間を、あそこまで何度もクローズアップされると、こちらもあらためて、その魅力を再確認した思いだった。

 フランス人は、普段、それほど接する機会のない日本の女優を見て、美しいところ、ストロングポイントを、先入観もなく純粋にピックアップしたのだろう。フランスは芸術の国であり、世界でも最先端のファッションの国。フランス人女性は美しい…というイメージを持つ人も少なくないだろう。そんなカンヌ映画祭チャンネルに“教えて”もらった、4女優の美しいポイントを、映画記者として今後も注目していきたい。(村上幸将)