ジョニー・デップが米国時間の10日夜、米トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演。今年5月、オーストラリアに愛犬を違法に持ち込んだとして、裁判沙汰になっている一件について、ユーモアたっぷりに語った。

 オーストラリアの農林水産大臣は、同国でシリーズ5作目となる最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン:デッドメン・テル・ノー・テイルズ(原題)」を撮影中だったデップとアンバー・ハード夫妻が、2匹の愛犬を許可なく持ち込んだとして、「48時間以内にカリフォルニアに送り返さなければ、2匹を安楽死させる」と宣言。デップ夫妻はただちに犬たちを自家用ジェット機で送り返し、その場は収まった。

 デップは番組中、犬たちを密かに持ち込んだわけではないとして否定。「すべての書類が揃っていると思っていたし、皆の前で犬たちと一緒にいた」と説明した後、「何か他のもの(麻薬など)を密かに持ち込んだかもしれないけどね。彼らはそれを見過ごしたみたいだ」と、茶目っ気タップリに語った。デップはさらに、「このおかしな汗まみれの男(農林水産大臣)は、2匹の小さなヨークシャーテリアがなんらかの形で、国に害を与えると判断したんだ。彼がそう考えるのも、一理ある。オーストラリアには地球上で最も害のある生き物たちがいて、数分のうちに人を殺してしまうんだから」とジョークを飛ばし、会場のオーディエンスたちを笑わせた。

 妻のハードは正式な書類なしで犬たちを持ちこみ、オーストラリアの法律に違反したとして告訴されており、有罪となれば、多額の罰金と最高で禁固10年の刑が科されることになる。デップは、「そんなことになったら、オーストラリアに飛んで、あの男を襲ってやる。そしたら、自分も刑務所に入れるから」と、最後までジョークを飛ばしていた。ハードは先週、オーストラリアの裁判所に召喚を受けていたが、審理は11月に延期された。法律専門家らの話によると、おそらく罰金だけですむのではないかと見られている。(ニューヨーク=鹿目直子)