嵐の大野智(36)が、ジャニーズ事務所を退所しようと考えていたことを明かした。

 大野は23日放送のNHK「あさイチ」に出演。デビュー前の16歳から18歳の約2年間にわたって、京都で行われた舞台「ジャニーズ・ファンタジーKYO TO KYO」に出演していた当時について「踊りが上手くなりたいから、京都に行けばずっと踊れるっていうので行ってた。でも毎日同じことをやると、よくわかんなくなってきちゃって、16歳だったんでホームシックというか、家に帰りたくなったりはありました」と振り返った。

 もともと踊りにしか興味がなかったという大野は、その2年間で「自分の中で踊りが極まったんで、もういいかな、と思った。もう違うことやろうかな」と思い至ったという。事務所にも退所の意思を告げたが、その当時上演中だったKinKiKids堂本光一の舞台に「とりあえず、それに出ちゃって」と言われたことで、退所は先延ばしに。その舞台が終わったら辞めようと考えていたというが、その後、嵐としてのデビューが決まった。

 嵐についても「期間限定ユニット」だと思っていたそうで、「違う就職(先)が見つかったら辞めようかな」と考えていたという。しかし気づけば国民的人気グループに成長。そんな状況に「いまだに正直、地に足はついてない感じ」と語った。