レオナルド・ディカプリオ(42)が昨年、米大統領選挙前にドナルド・トランプ大統領のオフィスを訪れ、地球の温暖化への対策について話し合ったにも関わらず、会話の内容を無視される結果となったとして、同大統領を批判していることがわかった。

 ニューヨーク・ポスト紙によると、レオは先週、イエール大学主催の気候変動に関するコンファレンスで、「トランプ氏と会って、気候の変動に対処するための包括的プランを提示し、アメリカがクリーンなエネルギーを造り出すための研究開発に関し、いかに世界をけん引する潜在性があるかについても話し合った」と当時を振り返った。

 しかし、トランプ大統領は就任後、アメリカは地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」から離脱すると宣言し、レオを困惑させたという。

 レオはさらに、「事実や真実、現代科学を信じない人々が政権を握るべきではない。彼らはこの全世代の未来を操作し、危険にさらすことも可能だ。私たちは今、大きなターニングポイントにあり、歴史の中のこの時点を振り返る時が来る。この政権は、行動を起こさなかったことを理由に非難されるだろう。この問題と取り組み、改善するかは私たちの世代にかかっている」とトランプ政権を批判したという。(ニューヨーク=鹿目直子)