女優柴咲コウ(35)が主演し、22日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後7時10分)の第42話の平均視聴率が、関東地区で11・9%だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は11・8%だった。この日は午後7時55分から放送された「2017衆院選 開票速報」の影響で、通常は同8時の放送開始が前倒しとなったが視聴率に影響はなかった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 22日の回は、徳川家康(阿部サダヲ)は長篠へと出陣。井伊から材木を調達し初手柄をつかもうとした万千代(菅田将暉)だったが、井伊直虎(柴咲コウ)に阻まれ無念の留守居を命じられる。長篠では家康と合流した信長(市川海老蔵)が、鉄砲を用いた奇策を披露していた。徳川勢として参戦していた中野直之(矢本悠馬)と奥山六左衛門(田中美央)は不足していた材木を調達した功が認められ信長と対面。褒美として見事な茶碗を賜る。一方、日本一の留守居役をめざし武具を修理し続けていた万千代と万福(井之脇海)は小姓の小五郎に手柄を横取りされてしまう。しかし、その働きに気づいていた家康は浜松に戻り万千代を労う、という内容だった。