今年で14回目となる、日本一面白い大学生漫才師を決める「大学生M-1グランプリ2017」(主催・早大放送研究会)が16日、都内で行われた。全国169組の中から日大経商法落研所属のコンビ、テキセツの街が日本一に輝いた。

 テキセツの街はボケの山下耕司(日大商学部3年=21)とツッコミの東郷亮佑(日大経済学部3年=21)。8組で行われた本選では「小学生がなりたい職業ランキング」というテーマから、パイロット、航空業界を舞台に、フライト=セックスなどの隠語ネタをちりばめて笑いを取った。審査員の得点で2位になり、1位のキャラメルアンセム(慶大)、3位通過のサブアシスタント(専大)と決勝に進んだ。

 決勝ではヒッチハイクネタで山下が次々と繰り出すボケを、東郷が確実に処理して笑いを重ねた。5人の審査員による投票では、予選から勝ち上がり勢いにのあるサブアシスタントと2票ずつを分け合ったが、キャラメルアンセムに投じた審査員がテキセツの街に軍配を上げた。

 沈着冷静に突っ込み続けた東郷は「2年連続で出させていただいて、去年よりうまくできました」と笑顔。お笑いコンビ、アインシュタインの稲田直樹ばりにアゴが出ていながらイケメンという個性的なルックスの山下は「賞金はあるんでしょうか? あれば明日のバイトを休みます」とボケた。