エルビス・プレスリーの娘リサ・マリー・プレスリー(50)が、巨額の負債を抱えているとの報道が浮上した。

 リサ・マリーはミュージシャンの夫マイケル・ロックウッド氏との離婚申請書類を裁判所に提出したばかりだが、米情報サイトTMZの報道によると、計1000万ドル(約11億円)を超える未払い分の税金などを含め、総額1600万ドル(約17億6000万円)以上の負債があるという。

 英国に所有する家のローン600万ドル(約6億6000万円)も負債に含まれており、支払いが滞っているため、この家を必死で売却しようとしているという。TMZが入手した書類によると、残りの債務はクレジットカードや弁護士費用の未払いによるもの。

 ロックウッド氏は離婚のための弁護士費用として45万ドル(約4950万円)以上の支払いを要求しているが、リサ・マリーはこれらの負債を理由に、支払いは不可能であると主張しているという。

 リサ・マリーは2004年、エルビス・エンタープライズの85%を1億ドル(約110億円)で売却。父プレスリーが残した邸グレースランドなどを含む遺産は毎年、2000万ドル(約22億円)以上の収益をあげ続けている。

 最初の結婚に失敗したリサ・マリーは、26歳の時にマイケル・ジャクソンと再婚するが、2年で離婚。34歳の時、俳優ニコラス・ケイジと結婚するが、3カ月のスピード離婚となった。4人目の夫となるロックウッド氏とは2006年に結婚し、双子をもうけたが、2016年に離婚申請した。(ニューヨーク=鹿目直子)