英女優エマ・ワトソン(27)が、セクハラ被害者らを支援するための基金に100万英ポンド(約1億4900万円)を寄付したことがわかった。

 ワトソンを始め、エミリア・クラークらを含むおよそ200人の女優たちが団結。大物プロデューサーらによるセクハラ・スキャンダルがハリウッドを揺るがせた後、発足した「タイムズ・アップ」運動を支持するための公開状を発表した。

 ワトソンはさらに、英国の「ジャスティス・アンド・クオリティ」基金に100万英ポンドを寄付したという。

 英オブザーバー紙に掲載された公開状には、「この動きは、私たちの業界での変化以上に大きい。人種、階級、地域、能力、職場を超えた、力関係の不均衡についての共通した会話です。私たちはつい最近まで、セクハラが心地悪い冗談として扱われる世界に住んでいた。それについて話すことも、はばかられていた。2018年、私たちは変化に目覚めたようです。この瞬間を抱きしめるなら、砂は石に変わるでしょう」と書かれている。

 今年のゴールデン・グローブ賞授賞式では、多くの女優たちがセクハラに対する抗議の意思を表すため、黒いドレスを身につけて出席し、注目を集めた。(ニューヨーク=鹿目直子)