米俳優ジョージ・クルーニー(56)夫妻が、3月24日に首都ワシントンで行われる銃規制強化を求める高校生の集会に50万ドルを寄付することを発表した。

 14日にフロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で起きた銃乱射事件を受け、同級生や教師を亡くした同校の学生らが中心になって「マーチ・フォー・アワ・ライブズ(命のための行進)」と題した大規模なデモ行進を計画しており、クルーニー夫妻はこのデモを全面的に支援すると表明した。クルーニーは、「この素晴らしい若い世代を支持するため、私たち家族もこのデモに参加する。私たちの(双子の)子供エラとアレクサンダーの名前で、このイベントを支援するため50万ドルを寄付する」とコメントを発表した。

 クルーニー夫妻の支援に続き、スティーブン・スピルバーグ監督(71)や人気司会者のオプラ・ウィンフリー(64)も同じく50万ドルを寄付することを発表。17人が犠牲になった銃撃事件の生存者たちが始めた銃規制と学校の安全を訴える運動が、ハリウッドにも広がっている。3月24日は全米から高校生がワシントンに集結し、銃規制に反対する全米ライフル協会(NRA)を批判し、NRAから献金を受けている政治家らを名指しで抗議すると言われている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)