女優宮沢りえ(44)とV6森田剛(39)が16日、結婚した。この日、所属事務所がファクスで連名の書面をマスコミ各社に送り、発表した。2016年8月に上演された舞台での共演を機に、交際1年半でのゴールインとなった。森田は初婚で、宮沢は再婚。8歳の長女の存在が、結婚の決め手となった。

 りえと森田は連名で、結婚を報告した。「これからは家族としてお互いを支え合い、刺激し合いながら、豊かに、大切に時を重ねていきたいと思います。そして、表現者として志高く歩んでいきたいと思っております。どうか、温かく見守っていただけましたら幸いです」などとつづった。双方の所属事務所によると、現時点では挙式や披露宴の予定はなく、りえは妊娠していないという。

 りえは85年に芸能界デビュー。婚約や婚約解消、実質的な芸能活動休止期間を経て、09年4月に元プロサーファーで実業家の男性と結婚。同年5月に長女を出産も、16年3月に離婚を発表した。紆余(うよ)曲折の33年間を経て、幸せをつかんだ。所属事務所によると、結婚後も仕事を続けるという。

 16年8月「ビニールの城」での共演をきっかけに交際がスタートした。同年10月に「週刊新潮」でお泊まりデートが報じられ、交際が発覚した。その後、沖縄旅行や箱根デートなどが報じられ、先月発売の「FLASH」には、りえが都心の4LDKのマンションに引っ越したと報じられていた。2人は現在、同マンションでりえの長女とともに3人で同居しているとみられる。

 親しい関係者によると、交際半年となる昨春、森田は所属事務所側に結婚の意思を伝えていたという。先月には、V6メンバーにも結婚報告を済ませていた。結婚の決め手は、りえの長女の存在だったという。「子どものためにも、いつまでも恋人関係の時間を続けるのではなく、結婚という形で安心させたい」という思いがあり、けじめをつけた形だ。長女は森田になついており、この日から晴れて「親子3人」としての生活がスタートした。りえは明日18日、都内でCM会見に出演する予定で、表情やコメントが注目されそうだ。

 りえは14年の主演舞台「MIWA」で菊田一夫演劇賞の演劇賞、14年の主演映画「紙の月」で日刊スポーツ映画大賞主演女優賞や東京国際映画祭最優秀女優賞などを受賞するなど、本格派女優として芸能界での地位を高めている。ジャニーズのアイドルという一面を持つ森田も、10年からほぼ毎年主演舞台を上演。舞台を中心に俳優活動を続けている。「ビニールの城」の演出を手がける予定だった蜷川幸雄氏からも評価されていた。役者として互いに尊敬し合う関係が、結婚へと結びついたようだ。2人は表現者として、夫婦として、新たな道を歩き出す。