劇団四季ミュージカル「キャッツ」大阪公演が6日、大阪四季劇場で千秋楽を迎えた。特別カーテンコールが行われ、客席からは鳴りやまない拍手と歓声。カーテンコールは13回に及んだ。

 83年の初演から34年、のべ969万人を動員する「キャッツ」。13年ぶり4度目となった大阪公演は、16年7月から1年10カ月、公演回数613回で入場者数は59万人に上った。

 この日の特別カーテンコールでは、キャストを代表してマンカストラップ役の加藤迪(すすむ)が満員の観客にあいさつ。「作品を愛してくださった全てのお客様へ、心より御礼申し上げます」と話した。

 さらに、キャスト24人全員がステージを飛び出し客席へ。感謝を込めてファンと握手を交わし、劇場は熱い声援に包まれた。ステージに戻ったキャストは1人1人、惜別のダンスを披露。大歓声を受けながらステージを去った。

 それでも、別れを惜しむ観客の拍手は鳴りやまない。その後、13回にも及ぶカーテンコールが続いた。加藤を中心に、キャスト全員が熱い声援にこたえ続けた。ロングラン公演にふさわしく、“超ロングカーテンコール”で、大阪公演は幕を下ろした。

 「キャッツ」は8月から東京・キャッツシアターで上演予定。大阪四季劇場では、6月17日に「ソング&ダンス 65」が開幕(8月19日まで)。10月13日からは関西初上陸となるディズニーミュージカル「リトルマーメイド」のロングラン上演が決まっている。