女優沢尻エリカ(32)が6年ぶりの主演映画「猫は抱くもの」(23日公開)のエンディング曲「ロマンス交差点」で歌声を披露している。17歳の甘酸っぱい気持ちを歌った同曲は、劇中では沢尻演じる主人公の大石沙織が、かつて所属したアイドルグループ「サニーズ」の唯一のヒット曲として登場する。

 5月9日に公開された「サニーズ」のミュージックビデオでは、90年代チックな懐かしいメロディーに乗せて、水色の衣装に身を包んだミニスカート姿の沢尻が“アイドル・ダンス”を披露。5月23日にiTunesやレコチョク等の配信サイトで「サニーズ」名義でリリースされている。沢尻は「いまだに鼻歌を歌ってしまうほど『ロマンス交差点』は何度も歌った」と話している。

 同曲を作詞したシンガー・ソングライター奥村愛子(38)は「『ロマンス交差点』はいわゆる昭和感、昭和のアイドル感をイメージして作詞しました。サニーズに歌ってもらった姿があまりにぴったりで興奮しています。益田トッシュさんのポップな楽曲に言葉を乗せるのはとても楽しい作業でした。素晴らしい映画に参加できたことをうれしくありがたく思っています」と話している。

 奥村は若い女性にとっては“21世紀の恋愛教祖”と呼ばれる存在。大学入学と同時にバンド活動を始め、楽曲作りもスタート。03年にシングル「いっさいっがさい」でデビュー。楽曲作り、ライブ活動を精力的にこなしている。

 7月11日にはテレビ東京系アニメ「闇芝居」(7月6日開始、金曜深夜4時)のエンディングテーマ「まやかし横丁」がCDリリースされる。「『まやかし横丁』は、管楽器を使ったサウンドの楽曲を奥村愛子なりのダークなアプローチでとご依頼いただき、作った一曲です。アニメ『闇芝居』の世界がとにかく濃厚なので、そこに寄せすぎず、かつ離れすぎずのギリギリの距離を上手に取れるかが肝でしたが、うまくいったと思っています。今までの私にもありそうでなかった曲が出来て、とても気に入っています!」と話している。