俳優佐野岳(26)がフジテレビ系連続ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(月曜午後9時)の23日放送の第3話にゲスト出演することが決定した。

 佐野は「2011年度ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」グランプリを受賞。03年の映画「『また、必ず会おう』と誰もが言った。」で、映画初出演で主演。同年10月スタートのテレビ朝日系「仮面ライダー鎧武/ガイム」で連続ドラマ初主演を果たした。昨年10月期のTBS系連続ドラマ「陸王」では、竹内涼真演じる陸上選手・茂木裕人と、バチバチのライバル関係の毛塚直之を演じて、手に汗握るデッドヒートで見る者の心をわしづかみにした。

 今回佐野が演じるのは、名門私立栄明大学薬学部4年生の湯川司。湯川家は大手繊維メーカーの経営者一族で、司も自身でカフェバーを経営するなど、学生起業家としての顔も持ち合わせている。そんな誰もがうらやむ経歴を持つ湯川が部長を務めるテニスサークルのSNSグループ宛てにある日、「復讐(ふくしゅう)してやる」と、一通のメッセージが送られてくる。井沢範人(沢村一樹)らの「ミハン」システムが割り出した未来の犯罪者は、1年前に自殺未遂をし、今もなお意識不明の少女・若槻真帆(柴田杏花)だった。湯川と自殺未遂事件の関係は…。

 フジテレビの看板ドラマ枠「月9」出演について佐野は「デビューしてから月9というドラマの枠は夢の1つだったので、そこに出演できるというのはとても光栄です。今回はゲストですが、いずれはレギュラーとして出演したいので、そこへの一歩だと思って撮影に臨んでいます」。

 人気シリーズの「絶対零度」については「大人気シリーズに出演させていただけることになり、とてもうれしく思っています。現場の雰囲気もとても良くて、僕が出演する第3話は本田翼さん演じる『小田切回』になっています。話の中でもラストの結末に向けた重要な回になってくると思いますので、そういった回に自分が参加できることに幸せを感じています」と話している。

 恵まれた学生起業家の湯川を演じることには「学生起業家ということなので、声のトーンや質、態度などでカリスマ性を表現していけたらと思っています。キーパーソンになる役どころですので、その中で自分らしさというか、自分にしかできない湯川を演じていきたいです。今までこういった役はあまり経験したことがないので、自分の中でも新鮮さを持っていますし、普段できないようなことをできるような役だと思っているので、どんどんチャレンジして驚かせたいと思っています」と意欲を見せている。

 今までにない役柄への挑戦に「自分のことを知ってくださっている視聴者の方々のイメージとはガラッと変わった感じにはなると思います。逆に、知らない方が見たときに自分のことをどういう風に捉えていただけるのか、役者として楽しみですし、いい意味で視聴者の方々をだましたいです。でも、自分のことを嫌いにならないでくださいね(笑い)」と話している。