山田洋次監督(86)が11日、東京・池袋の新文芸坐で「第7回新藤兼人平和映画祭」に出席し、トークショーを行った。

 山田監督は「政府にいろんな問題が起きるけど、学生はうんともすんとも言わない。東京医科大が女性の点数を減らしたなんていうばかなことにも、日本中の大学がストライキを起こしてもおかしくない。怒るべきことに怒らなくなった」と、女子受験生に対する減点問題を引き合いに、若い世代にメッセージを送った。この日は、山田監督の「母と暮せば」(15年)、新藤監督の「さくら隊散る」(88年)が上映された。