米歌手マイケル・ジャクソンさんの長女でモデルのパリス・ジャクソン(20)が10日、膿瘍(のうよう)を摘出する手術を受けていたことをインスタグラムで報告した。

 体のどの部分にできたものかは明かしていないが、膿瘍はゴルフボール大ほどの大きさで、放置すると破裂するまで大きくなり続けることから命にかかわる危険な状態だと医師に告げられ、即刻手術を受ける決意をしたとパリス。さらに、麻酔なしで手術を受けたことも明かし、「手術中ずっと意識があり、頭の上からつま先までたくさんのタトゥーを入れているけど、今回の手術はこれまで生きてきた中で1番の痛さだった」と振り返った。

 皮膚組織や臓器の内部などにうみがたまる膿瘍は、細菌や寄生虫、ウイルスなどの感染によって引き起こされるもので、破裂すると敗血症性ショックに陥って死に至る場合もあるという。術後の経過は良好なようで、翌日にはがんの研究・治療を支援するチャリティー音楽イベントに出席。ステージで初パフォーマンスを行ったことを報告し、祖母キャサリンさんも会場に駆け付けた様子をインスタグラムにアップしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)