欅坂46とけやき坂46(ひらがなけやき)に新加入したメンバー10人が10日、東京・日本武道館で行われた「欅坂46二期生/けやき坂46三期生 お見立て会」でお披露目された。

今年8月に乃木坂46、欅坂46、けやき坂46の「坂道合同オーディション」に合格した39人から、欅坂46に加入した9人とけやき坂46に加入した1人が登場、初のイベントに臨んだ。

冒頭、メンバーが1人ずつ登場し、自己紹介や特技を披露した。井上梨名(17)は「滑舌が悪いんです。コンビニで電子レンジに入れたまま買ったものを忘れてしまうくらいドジで…」と照れ笑い。その場で体育座りをしてみせた。欅坂46の渡辺梨加(23)に憧れてアイドルを目指したという関有美子(20)は、福岡弁で「今日は一生懸命頑張るけん」とアピール。サックスの演奏を披露した。

坂道シリーズ初の滋賀県出身メンバー武元唯衣(16)は「滋賀県の魅力を発信していきたいと思います」と笑顔。「何よりも踊ることが大好きです。でも、運動は苦手なんです」と話した。大阪出身の田村保乃(20)は、関西弁で「笑ったらあかんところで笑いをこらえるのが苦手。よく、ほにゃほにゃするなって怒られとった」とあいさつ。「幼稚園から14年間バレーボールしとってん。頑張るから、見とってな!」と呼びかけた。

藤吉夏鈴(17)は「となりのトトロ」オープニングテーマ曲の「さんぽ」のメロディーに乗せて、「しゃぶしゃぶ大好き~。タピオカ1日2つ飲む~」など独特の替え歌を披露。「笑顔が苦手なんです」と話した。姉にすすめられてオーディションを受けたという元銀行員の松田里奈(19)が「お札を数えるのが得意です」とアピールすると、ファンから「銀行員~!」の声が飛んだ。

松平璃子(20)はうさぎのぬいぐるみを相手にトークする、特技の「1人会話」を披露。「これまで本気で何かを頑張れたことがないんです」と明かした。森田ひかる(17)は「身長149・8センチ。坂道グループで一番小さいですが、存在感を発揮できるように頑張ります!」とあいさつ。特技の和太鼓を演奏した。

欅坂46最年少となった山崎天(13)は「山崎天の“てん”は、頂点の“てん”。欅坂46をアイドル界の頂点に導きます!」と元気よく宣言した。変顔を披露して歓声を浴びると、「どうも」と照れ笑いした。唯一のけやき坂46新加入メンバーとなった上村(かみむら)ひなの(14)は「たった1人のひらがなけやき3期生として、キラキラと輝いていきます!」と笑った。特技の早歩きもして見せた。

その後、10人で初のライブパフォーマンスに臨んだ。藤吉センターで欅坂46の「サイレントマジョリティー」、上村センターでけやき坂46の「誰よりも高く跳べ!」をパフォーマンスした。ラストは、藤吉と上村を中心に、欅坂46とけやき坂の合同曲「W-KEYAKIZAKAの詩」を歌い、ファン1万人から大歓声を浴びた。

森田は「10人にとって、とてもいいスタートになりました。ありがとうございました」と笑顔を見せた。山崎は「お見立て会から日本武道館というすごく大きな舞台に立たせていただいて、不安でしょうがなかったんですけど、これまで先輩たちが頑張ってくれたからこの武道館っていうとっころに立てているので、先輩達にその恩を返せるように努力していきますので、応援よろしくお願いします」とういういしく伝えた。

「ハッピーオーラ」を売りにするけやき坂46に新加入した上村は、「最初のほうはすごく緊張して、顔がこわばっていたんですけど、皆さんの温かい声援のおかげで、ほぐれてきました」と感謝。「皆さんの心を、これからハッピーに動かしたいなと思いました!」と元気いっぱいにあいさつ。大歓声を浴びた。