大の虎党として知られるたけし軍団のダンカン(60)が、マリナーズ・イチロー(45)の現役引退試合を「客寄せパンダ」とコメントした件について、22日、自身のブログで釈明し、イチローに対しては謝罪した。

ダンカンは21日に「とんだ茶番のイチロー」のタイトルでブログを更新。イチローが現役最後となった試合の画像をアップし、「なんだこのシラケ・・最後が客寄せパンダって・・くだらね~」とコメントした。

ニュースサイトなどでは、このコメントに対し反対意見が多く集まり、炎上気味となった。

1日たって、ダンカンは再びブログを更新。「オレのイチロー客寄せパンダコメントが騒動になっているようなので書かせていただきます」と前置きし、「確かに文面だけだとイチロー選手を批判しているように見えるし、ぞんざい過ぎたと書き方には反省しています。まず、大前提としてイチロー選手の28年の現役生活や数々の記録や偉業には最大級の敬意を払っています。本当にお疲れ様でした」などと、イチローに対しては敬意を示した。

その上で、「オレが腹立たしかったのはペナントレース(公式戦)をイチローの引退試合にしたMLBやその周辺になんです!熱心な野球ファンの方は分かる人が多いでしょうが、ペナントレースの1試合は途轍もなく大切なものなんです」として、94年に巨人がセ・リーグ優勝を決めた10・8決戦などを例にあげた。「たかが1試合、されど1試合!だから、1試合1試合ベンチは最大のベストを尽くさなければなりません」と指摘した。

ダンカンはさらに「イチロー選手は1年間プレーから離れているし、オープン戦でも大不振、そしていよいよ開幕の2試合打線ではカラダが突っ込んでたり、差し込まれたり・・野球ファンとして大切な試合にイチローのあの姿を見たくなかったし興行のために(?)イチローを利用しているとしかオレには映りませんでした」と、真剣勝負の場をイチローの引退試合にしたMLBを批判。「いや、プロ野球だから興行オーケー!お金儲け大オーケー!です。ならば、両メジャーのオープン戦を日本で組み『イチロー引退試合』にすれば良かったのに・・引退試合はオープン戦もしくはペナントレースの順位が決まった後のいわゆる消化試合にするべきです。(過去はそうして来ました。)」と苦言を呈した。

最後には、「言葉が足らなかったことは申し訳ありませんでした。もし、イチローが今回不愉快に思ったなら先々何処で本人に謝罪します」と、あらためてイチローに謝罪。イチロー本人が批判の対象ではなかったことを強調した。