俳優中村倫也(32)と女優木下晴香(20)が22日に都内で、初の洋画吹き替えを務めるディズニーアニメの実写版「アラジン」プレミアム吹替版(6月7日公開)の主題歌「ホール・ニューワールド」お披露目イベントに出席した。

2人は劇中でも歌った、92年のアニメ版映画の大ヒット曲「ホール・ニュー・ワールド」を、魔法のじゅうたんのセットで、デュエットで披露。中村はソロCDなどは未発表だが、美声で歌い上げ「尋常じゃないくらい、のどが渇いてます。緊張しました。出て行くだけでも、帰りたくなりました」と胸をなでおろした。

木下は豊富なミュージカル経験を生かした声量で、「普段は舞台に出る前に緊張するんですけど、今日は出た瞬間に『あ、どうしよう』という感じだったんですけど、魔法のじゅうたんに乗れる機会なので、楽しませていただきました」と話した。

吹き替え版声優に決定した反響は大きかったという。中村は「薬局のレジのおばちゃん、ちょっとのどあめとか買ったときに『歌わなきゃですもんね』と言われました」。今、かなえたい願いについては「魔法のじゅうたん欲しいですね、持って帰れるかな。でも寒いかな、空。あまり飛びすぎると、管制塔みたいなところに迷惑かけちゃいますもんね」と笑わせた。

プレミアム吹替版で、中村はメナ・マスードが演じる主人公アラジン、木下はナオミ・スコットが演じる王女ジャスミンの声を担当する。ウィル・スミス演じるランプの魔人ジーニーは山寺宏一が担当する。