韓国出身の俳優テジュ(30)が、Abema TV「奪い愛、夏」(木曜午後11時)で、日本の連続ドラマに初出演している。

水野美紀(45)演じる主人公が経営するマッチングアプリ会社の社員で、小池徹平(33)が演じる広報部の社員を命の恩人と慕っている韓国人という設定だ。「本当は私は、もっとしっかりした日本語を話せるのですが『カタコトの日本語』を話す設定なので、逆に苦労をしています」と流ちょうな日本語で苦笑いする。

共演場面も多い小池については「すごく優しい人。助けてもらっています」といい、「緊張しないようにいろいろと話しかけてくれる。将来ミュージカルに出演したい私に『これを見たらいいよ』とアドバイスもしてくれる。集中の仕方もすごく勉強になります」と役柄同様に慕い、尊敬している様子だ。中学時代、日本語の勉強のために見ていたドラマ「ごくせん」に小池が出演していた。「後から知って驚きました。すごく縁を感じます」。

韓国で舞台主演も経験しており、昨年から活動拠点を日本に移した。「日本で成功して米国進出したい。命をかけるくらいの意気込みで演じています」と決意を言葉にした。【松本久】

◆テジュ 1988年9月30日、韓国生まれ。11年から俳優活動を開始。映画「乗り換え」などに主演。18年に活動拠点を日本に移した。特技は現在舞踊、剣道。JLPT日本語資格証2級。171センチ。血液型A。