映画「正しいバスの見分け方」「なれない二人」同時上映初日舞台あいさつが23日、東京・シネマート新宿で開催された。

「正しいバス-」では主演の中条あやみ(22)岡山天音(26)高橋名月監督らが登壇した。

同作は4年前に2日間で撮影されたといい、「覚えていることが少ないです」と笑顔で恐縮した。中条は宇宙人を見たことがある、なぜかいつも「競馬四季報」を持つ女子高生を演じる。「私も見たことがあるんです。だから共感できました」と話し、不思議オーラを発揮した。

高橋監督は同作がデビュー作。「みなさんが温かく迎えてくれたので楽しい現場でした。今日みなさんとご一緒してこんなに不思議な人たちだったとは思いませんでした」と話したが、中条は「監督も不思議です。同じにおいがします」と笑いながら切り返した。

「なれない-」には主演の泉沢祐希(26)樋口幸之助監督らが登壇した。泉沢は同作で「門真国際映画祭2019」映画部門最優秀主演男優賞を受賞している。「初めて賞を取った作品なので光栄です」と話した。

「座長として引っ張っていかないとという思いになった作品で、やりがいがありました」と目を輝かせた。同作はコメディーだが「途中が青春映画っぽくなっていて、『コメディーですよね?』と確認しながら撮影していました」と明かした。

2作は今日23日から1週間限定で、同館で同時上映される。