斎藤洋介さん急死、咽頭がん切除も昨日「調子悪い」

面長な顔が特徴だった名脇役、斎藤洋介さんが19日、亡くなったことが20日、分かった。69歳だった。

事務所関係者によると、今年7月、歯のインプラントのため検査をしたところ、咽頭がんが発見された。その際、約1週間ほどの入院で、がんを切除。退院後は電車で通院して、再発防止のための放射線治療を受けていたという。

昨日の夕食時に「調子が悪い」との連絡を受け、救急搬送されたまま、帰らぬ人となった。事務所関係者は「前日にも今後のスケジュールについて確認をしていた」ことを明かし、斎藤さんが急死だったことをうかがわせた。「直接の死因は私たちも分かっていませんが、咽頭がんが引き金となったことは事実です」という。

通夜葬儀は家族葬の予定。「コロナ禍でもあり、ご家族の願いでもあります」とした。また、後日のお別れの会等の開催についても「現状予定はありません」と話した。

斎藤さんは79年「男たちの旅路」でドラマデビュー。車椅子の青年役という難役を見事に演じ、古尾谷雅人さんらと共に注目を集めた。

温厚そうな顔つきながら、悪人も演じる幅広い演技力の持ち主だった。94年のドラマ「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」で迫真のイジメ役を演じる一方、98年「聖者の行進」では心優しい工場の現場監督を演じた。ドラマ以外でも「笑っていいとも」「SMAP×SMAP」などに出演し、幅広い層から人気を得ていた。

最近では、今年8月に公開されたアクション俳優坂口拓主演の映画「狂武蔵」に、山崎賢人らと共演していた。

昨年3月には、息子を名乗る男からの電話で100万円をだまし取られるオレオレ詐欺の被害に遭い、「気が動転してしまって、疑うことをしませんでした」と話していた。

私生活では29歳で結婚。俳優の斉藤悠は次男。