4人組男性バンド、King Gnu(キングヌー)が、柴咲コウ(39)主演の日本テレビ系新ドラマ「35歳の少女」(10月10日スタート、土曜午後10時)で、主題歌「三文小説」(発売など未定)を歌うことが23日、分かった。

昨年ブレークし、年末のNHK紅白歌合戦にも初出場したバンドが、再び同局とタッグを組む。ブレークのきっかけとなったメジャーデビュー曲「白日」は、今作にも出演する坂口健太郎(29)主演の同局系ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌だった。同曲も収録して今年1月に発売したアルバム「CEREMONY」は、売り上げ50万枚を超えるなどヒット中。「白日」以来、2度目の連ドラ主題歌となる「三文小説」は同アルバムの発売以降、10カ月ぶりの新作だ。

今回は、かねて「クイーンの再来」と才能を評価していた同局の大平太プロデューサーが制作を依頼。メンバーの常田大希(28)が台本を読み込み、同氏や脚本の遊川和彦氏と議論も重ねて書きおろした。

常田は「20年、我々はアルバムをリリースして以降、1曲たりとも新曲をリリースせずに、じっくりと自分たちの生き方を見つめなおしてきました。そんな中でこの『35歳の少女』というすてきな作品と巡り合い、また新たな1歩を踏み出すわけです。ご期待ください」とコメント。大平氏も「出来上がった曲を聞いた時、4人の若者の才能に、改めて驚かされました」と期待している。

○…主演する柴咲も「三文小説」について「失われた25年間を懸命に生きている役を演じる今の私には、しみすぎる歌だ」とコメントした。「『35歳の少女』のキャラクターそれぞれの業、心に抱く違和感、日々の葛藤にこの曲が溶け込み、より一層の深さと彩りを与えてくれるに違いない」と絶賛している。