東映アニメーションは7日、漫画家井上雄彦氏(53)の代表作「SLAM DUNK」のアニメ映画化が決定したと発表した。同社は、井上氏が同日正午すぎ、ツイッターを更新し「【スラムダンク】映画になります!  #slamdunkmovie」とツイートしたことを受けて「新しいアニメーション映画”を制作中ですので、引き続きご注目お願いいたします。」(コメントは原文のまま)とコメントを発表した。

「SLAM DUNK」は週刊少年ジャンプ(集英社)1990年42号から1996年27号まで連載された、井上氏による少年漫画。高校バスケを題材に選手たちの人間的成長を描き、国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上。手に汗握る試合の描写やバスケットボールに青春を懸ける登場人物たちが中高生の共感を呼び、圧倒的な支持を受けた。

その影響からバスケを始める少年少女が続出し、テレビ朝日系で1993年10月から1996年3月までアニメが放送され、ゲームなども製作された。

2006年には、若いバスケットボール選手を支援するための「スラムダンク奨学金」が設立され、18年には全カバーイラスト描き下ろし、物語の節目ごとに巻を区切り直した新装再編版(全20巻)も刊行。20年には、イラスト集『PLUS/SLAM DUNK ILLUSTRATIONS 2』刊行。連載開始から30周年を迎えながら、まだまだ走り続ける「SLAM DUNK」の新作アニメ映画の展開から、目が離せない。