NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の25日に放送された第36話の平均視聴率が17・5%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、撮影所に来て3年がたち中堅女優となった千代。時代は激動の昭和に移り金融恐慌のあおりを受け映画界は不景気、ほかの女優らは次々と解雇されていった。小暮(若葉竜也)は映画監督の夢を諦められず仕事を続けていた。そんなある日、ヨシヲと名乗る男が訪ねてきたと連絡を受け急いで大部屋に行くと、そこには弟のヨシヲではなく、父のテルヲ(トータス松本)の姿があった。千代はテルヲからまた一緒に暮らそうと言われ断るが、結局は見捨てることが出来ずに一晩だけ泊めてあげることにした。その晩、お金の話になり千代はこの不景気でお金を稼ぐのには、もっと主役を張る女優になるしかないと言ってお金を貸すことを断ろうとした。しかしテルヲは「お前を主役にしたらあ、任しとき」。翌日、テルヲは所長の片金(六角精児)のところに押しかけ直談判した。