吉永小百合(76)が東京都と大阪府で映画館の休業要請が緩和された1日、都内で行われた主演映画「いのちの停車場」(成島出監督)全国公開記念舞台あいさつで「東京と大阪で初日を迎えました。とても幸せです」と全国375館で上映されたことを喜んだ。

新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言延長を受け、都が5月7日付で、同12日から劇場や演芸場の休業要請を緩和した一方、映画館には休業を要請したため同21日の初日は東京で上映できなかった。翌22日に配信した舞台あいさつで「演劇は大丈夫だけど映画はダメ。大変ショック」などと疑問を呈していた。

5月11日に全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)が映画館でクラスターは発生していないなどと都に疑問を呈する声明を、同24日に日本映画製作者連盟(映連)も1日からの営業再開を要求する声明を発表。同28日に緊急事態宣言再延長が決まると、都は映画館への休業要請を上限5000人、収容率50%など劇場と同じ条件に緩和した。

吉永は「20日間、映画館で映画を見ていただくことは出来ないだろうか悩みました。スクリーンから飛まつは飛びません。お客さま同士が話をすることもない」と映画館の安全性を強調。その上で「飲食関係とか他の職業で苦しい思いをしていらっしゃる方がたくさんいらっしゃる。1日も早く良い状況になりますように、少しずつ私たちも努力しなければ」と異業種をおもんぱかり、感染拡大防止を世間一般に呼び掛けた。【村上幸将】