お笑いコンビ、爆笑問題の太田光(57)が、7月10日開票の参議院議員選挙のTBS系選挙特番「選挙の日 2022 私たちの明日」でスペシャルキャスターを務めることが8日、分かった。昨年10月の衆院選選挙特番に続き、「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)のホラン千秋、同局井上貴博アナウンサー、「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜午後1時55分)の石井亮次アナウンサー、「news23」(月~木午後11時、金曜午後11時30分)の小川彩佳アナウンサーが出演する。

昨年10月、選挙特番に初挑戦した太田は、自民党の甘利明氏と中継を結んだ際、苦戦を強いられていた状況に「ご愁傷様でした」などと発言。二階俊博前幹事長には「人相が悪いんですけど、怒ってますか」「ところで二階さんはいつまで政治家をつづけるつもりですか」などと質問し、二階氏から「失礼だよ」と叱責(しっせき)されるなどして、話題となっていた。

太田は今回も「参院選特番の『台風の目』にしたいです。前回いろいろありましたが、私の“芯”は変わらないし、今回も何が起こるかわからない感じにしたい。そのためにも、ホランさんと石井さんで脇を固めて、というか脇をガッツリつかんでもらおうと思います」と意気込みを語った。

新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻について触れ、「世の中がこれまでと明確に変わった。これからコロナが終息し、戦争が終わった先の日本のスタンスはどうするのか? 日本をどう変えていくのか? 政治家の皆さんにズバリ聞きたいと思っています。衆議院だろうが参議院だろうが、政治家たるもの絶対考えていかなきゃいけない事ですから」とした。

総合司会の井上アナは「全局横並びで同じ特番を放送する特異な日。皆さんはテレビを見ますか? 投票には行きますか? ウクライナ情勢やコロナ禍など、政治がいかに重要か突き付けられる日々でもあります。日本に興味をもち、政治に興味をもつ入り口に。そんな思いで番組を作ります」。

同じく総合司会の小川アナは「太田さんと再びご一緒させていただけることに、喜びとともに身の引き締まる思いです!」と太田との共演への思いを明かした。「選挙の日。どうしても一票にのせたい思いがあるという方。期待することに、諦めてしまっている方。さまざまな向き合いがあるかと思いますが、示された1票1票の積み重ねが「民意」となり、明日につながっていくことは間違いありません。外交安保面でも経済面でもすっかり変わってしまった世界の中で、この日を境に日本はどこへ向かうのか。皆さんとともに、考えていきたいです」とコメントした。

番組の福間寛子プロデューサーは「刻々と変わり続ける世の中を少しでも生き抜いていけるようなヒントを、忖度(そんたく)なく政治家に意見をぶつける太田光さんや多様なバックボーンをもつキャスター陣とともに考えていきたいと思っています」。