上川隆也主演のテレビ朝日系ドラマ「遺留捜査」(木曜午後8時)の第6話が18日に放送され、平均世帯視聴率が8・6%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・8%だった。前週は世帯が8・8%、個人が4・9%だった。

遺留品にこめられた最後のメッセージに耳を傾け、被害者の思いと事件の真相に迫る糸村聡刑事(上川)の活躍を描いた人気シリーズの第7シーズン。テレ朝の看板ドラマ枠「木曜ミステリー」は今作の放送で終了となる。

第6話では…。

高級有料老人ホームで働く内藤明日香(高田里穂)が、公園の階段から突き落とされて死んでいるのが見つかった。死因は脳挫傷だったが、首には索状痕も残されており、転落する直前、何者かに首を絞められたようだった。

糸村は、遺留品から使い古された軍手を見つける。左右それぞれ2枚重ねで、焦げた指先からは、ほのかに抹茶の香りがした。勤務先に聞いたところ、明日香の業務とは無関係と判明。彼女がこの軍手をどんな用途で使っていたのか、糸村は疑問を抱く。

捜査を進めると、明日香はホーム入居者の磯貝早苗(藤真利子)と、実の母娘のように仲良く交流していたとわかる。早苗は事件当夜、1時間ほどホームを留守にしていたが、散歩がてら近所のコンビニエンスストアまで出かけただけだと話す。また、明日香と同じアパートの住民によると事件の夜、彼女の部屋の前で交際相手らしき男が待ちぶせしていたという不穏な情報も浮上する。

その直後、明日香の前職がパティシエであり、自分の店を持つという夢にまい進していたことが分かる。彼女はなぜ夢をあきらめたのか!? 明日香のパティシエ時代を調べた糸村は2年前、意外な事件が起きていたことを知った。