悪性リンパ腫の「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」から復帰した元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(59)が19日までにブログを更新。日本テレビの菅谷大介アナウンサー(50)が膵臓(すいぞう)がんを公表したことを受け、思いをつづった。

笠井アナは「何か、他人事に思えなくて ずっと心がざわついています 勇気や決断も必要だったと思いますが、私は同じがんサバイバーのアナウンサーとして『公表できて良かったな』と思いました」と、菅谷アナのがん公表に言及。

菅谷アナが今年1月に診断されてから約7カ月を経て公表に至ったことに、「視聴者の皆さんにがんを隠しながら、仕事を続けると言うことがどう言うことなのか?痛いほどわかっているので…心がね、きついんですよ」と自身の経験も踏まえ、「不祥事でも何でも統一教会との関係でも『正直に語るように』『公表するように』とニュースが伝える中でアナウンサーとして、自分の病状を隠しているって、ほんとに辛いことなんです ようやく世間に公表できたこと、正直なところはご本人に聞かないと分かりませんが『ほっと』しているのではないかなと推察します」とつづった。

菅谷アナが18日に開設したインスタグラムを早速フォローしたといい、「なんだか仲間を得たような気持ちなんです」と笠井アナ。「直接話を聞きたいなと今、強く願っています そして同じ『がんサバイバーアナ』として、共に役立つ活動ができればな、と改めて感じています」と思いをつづり、「いまは、山を乗り越えたところだと思いますが 菅谷さんの状況がさらにどんどん良くなっていくことを祈っています」とした。

菅谷アナはインスタグラムで「実は、膵臓がんでした。今年1月にそう診断され、すでに4月には腹腔(ふくくう)鏡による約4時間の手術も受けています。現在も、定期的に通院はしていて、抗がん剤の薬も服用していますが、4月下旬には会社にも復帰しています」と報告していた。