吉本興業のタレント養成所NSC(吉本総合芸能学院)大阪校45期の卒業公演「NSC大ライブ大阪」が17日、大阪市内で行われ、ともに社会人を経験して入学した「日熊(ひぐま)」が優勝した。

立命館大を卒業し、人材紹介会社で営業マンとして5年働いていた若(29)と、同志社大卒業で「コインランドリーを街に置く仕事」をしていたという、まつこ(28)による男性コンビ。ともに大阪府出身で、予備校時代からの知り合いといい、互いを呼び合ってきたニックネームを芸名とした。コンビ名は、「お日さまのように明るく、熊のように強く、おもしろい」ように願い、つけたという。

しゃべくりで進める上方正統の漫才コンビは、昨年のM-1グランプリにも出場も2回戦敗退していたが、1年間の学びを最高の形で締めくくった。

この日は223組が出場し、決勝へ進んだ12組が頂点を競った。その決勝では1番目を引き当てたが、勢いのまま優勝し、2人は「トップになったんで、楽しくやろうと」。賞レースでは場が暖まらず、不利とも言われる先頭で出た決勝戦を振り返った。

ともに社会人経験があるだけに、優勝後の取材会では落ち着いた様子。目標とするコンビには若がティーアップ、まつこはモンスターエンジンをあげた。

将来の夢には、若が「NGK(なんばグランド花月)でトリ」と言い、まつこも「大阪で劇場に出て、力をつけていきたい」。地に足のついた将来プランを描く。

そんなコンビに、決勝のMCを務めたさや香の新山(31)は「すごいですよね…。でも(現在は)現役の方(芸人)が講師ですから、おもしろくて当然です」と実力を認めた。

また、自身の卒業ライブでは優勝を逃し、昨年のM-1でも2位に終わったこともあり、石井(34)は「優勝の景色ってどんな感じなんやろ。いいな~という思い」とうらやましがっていた。