小泉今日子(57)とシンガー・ソングライター浜田真理子(58)が、TBS系ドラマ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」などの名ドラマで知られ、06年に亡くなった演出家・久世光彦さんのエッセー「マイ・ラスト・ソング」の世界を歌と朗読で表現したステージが、初めてCD化される。

5月3日のリリースと、5月から6月まで開催される、全国ツアーも決定。エッセーに登場する昭和歌謡と、久世さんの思いを聴かせるステージを巡演する。

「マイ・ラスト・ソング」は、久世さんが1995年(平7)から急逝した06年まで出版したエッセーのシリーズで、09年には選集も出版された。小泉にとって、久世さんは1983年(昭58)に出演したテレビ朝日系ドラマ「あとは寝るだけ」に17歳で出演して以来、恩師と呼べる存在。06年に久世さんが急逝した後、恩返しとして何かできないだろうかと考えていた、

その思いを、佐藤剛プロデューサーが小泉の朗読と歌で「マイ・ラスト・ソング」をステージで再現する企画を立てた。そして、昭和の歌のカバーを歌い継いできた浜田が、久世さんのドラマを見て育った世代であり、企画を快諾した。08年に初演を迎えたステージは全国で好評を博し、実に15年を迎えるロングラン公演となり23年、ついに待望の初CD化が実現する。

小泉は「演出家、久世光彦さんから学んだ俳優としての矜持(きょうじ)。文筆家、久世光彦さんから気づかされた言葉の力。『マイ・ラスト・ソング』では恩返しの気持ちで久世さんのテキストを読む。背筋がすっと伸びて気持ちがよい。念願のCD化、浜田真理子さんの声とピアノで奏でる唄は天国にだって届くはずだ」とコメントした。

浜田は「久世光彦さんとはお会いしたことがないのにとても身近な存在になりました。『マイ ラスト ソング』のアイデアはシンプルなようでいて、自分の来し方行く末に思いをはせるとても深い深い試みだと思います」とコメントした。

CDは2枚組で、DISC1には「マイ・ラスト・ソング」のステージを再現した、浜田の弾き語りの唄と小泉の朗読が新録で収録される。また、DISC2にはエッセー「マイ・ラスト・ソング」から厳選した19曲のオリジナル楽曲を収録。久世さんが伝えたかった世界観を、たっぷりと堪能することができる。

全国ツアーの会場でCDを購入すると、小泉と浜田、久世さんの妻朋子さん、佐藤剛氏、そしてCDをプロデュースした娯楽映画研究家・佐藤利明氏が執筆した小冊子「マイ・ラスト・ソング劇場」が特典として付くことも決まった。オトナの歌謡曲プロデューサーも務める佐藤利明氏は「久世光彦さんの『マイ・ラスト・ソング』の世界を、小泉今日子さんの朗読、浜田真理子さんの歌声でつづった、念願のアンソロジー・アルバムが誕生しました。本、舞台、そしてこのアルバムで『久世さんが残してくれた歌』への旅をご一緒に…」とコメントした。

全国ツアーは、5月7日の神奈川・Billboard Live YOKOHAMAを皮切りに6月11日の東京・I’M A SHOWまで、全国7都道府県で12公演、開催される。